家を買うとき、当然買う前に住民票を移動することは考えにくいので、買った際に登記する所有者の住所は引っ越し前の住所になることが一般的だと思います。

そしてお引越ししてその家で生活をし、転勤して、その家を他人に売ることになった場合など、登記簿に記載されている所有者の住所から現在の住所までつながりのつく住民票などが必要になります。

住所のつながりをつけることが簡単な場合もあれば、住所を転々と移動され、つながりをつけることが大変なこともしばしば。住民票は除票になってから5年で役所が発行してもらえなくなることが多いので、家を買ってからさまざまなところに転勤して何年も経過しているとどうしてもつながらないことも多いです。そんな時は戸籍の附票というものが活躍することがあります。

戸籍の附票は本籍地の市役所でとることができる住所の証明書で、住所地の自治体が変わっても本籍地の自治体に変わりがなければ、ずらっと過去の住所地が載ってきたりします。ただしこの全員が除籍になってから5年経過すると戸籍の附票役所の保存期間の経過を理由に発行してもらえなくなったりします。

住所変更のための資料集めが結構大変なこともありますので、売買をされる場合には余裕をもってできるようにしたいところです。